ほうれん草のアク抜きって必要?栄養やスムージーの作り方、保存方法

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ほうれん草は11~2月が旬の野菜です。 栄養豊富な野菜のイメージがあり、ただゆでて醤油をかけただけでも美味しいですし、ベーコンとバターでいためても美味しい、お鍋も味噌汁にもあう、便利な野菜ですよね。 普通のほうれん草はアクがあり、そのままだとエグミを感じますので、基本的には茹でて、流水にとりという下処理、アク抜きが必要です。 ただ、最近では生でも食べられるサラダほうれん草なるものも売っていて、そちらはアクが少ないのでそのまま食べることもできます。 加熱すると栄養も逃げてしまいますので、上手にアク抜きをして、栄養もできるだけ取り入れたいですよね! エグミがない美味しいほうれん草を、栄養もできるだけたくさん残して食べるためのコツをご紹介します。

ほうれん草の茎と葉の栄養

ほうれん草は緑黄色野菜で、葉の部分にはビタミンが、茎の部分には鉄分やポリフェノールなどを豊富に含みますので、免疫力アップ、骨の形成や健康維持に効果があります。
妊娠中は貧血になりやすいので、ほうれん草を食べるとよいとも聞いたことがあります。 葉っぱの部分にビタミンCが豊富なのですが、ビタミンCは水に溶けてしまうものですので、アク抜きの際には茹ですぎないことがポイントです。 根元の部分が葉っぱに比べて茹でるのに時間がかかりますので、ほうれん草を縦にして持って、塩を入れたお湯に根元だけつけて10秒ほど、その後にほうれん草を寝かせて葉っぱも茹でます。 大体30秒から1分ほど、お好みの固さでほうれん草を上げて、流水に取ります。 ここでも長く流水にさらすことはせず、熱がとれたらさっと上げ、ぎゅっと水分を絞り下処理は完了です。 上手にアクを抜いて栄養は残して食べましょう!

ほうれん草を生でスムージーとして飲むには

スムージーとして、よく使われているのはりんごと小松菜ですが、ほうれん草を使うというのはあまり聞きません。 ほうれん草のアクの成分は、シュウ酸です。シュウ酸は体内のカルシウムと結合すると結石になってしまいます。 私も母から、ほうれん草は生では食べてはいけないといわれて育ちました。 ただし、ちょっと食べたくらいでは問題はありません。1日200グラム、1束くらいならば問題はないようです。 そうは言っても、結石は痛いと聞くし、なんだか怖い…だからスムージーに生のほうれん草ってあまり聞かないのですね。 そこで、思い出すのがサラダほうれん草です。 サラダほうれん草はアクが少ない、つまりシュウ酸も少ないです。生で食べるように作られているほうれん草ですので、もちろんそのままスムージーに使ってOKです。 これでしたら、ビタミンなど、水に流れ出してしまう栄養素も丸ごと摂取できてうれしいですね! 牛乳やヨーグルトなど、カルシウムの多い食材と一緒にとると、体内のカルシウムではなく、シュウ酸が食材のカルシウムと結合して、体内で結石になるのを予防でき、さらに安心です。 サラダほうれん草が手に入らないときは、一度茹でてアク抜きをしたほうれん草で、バナナやりんご、いちごなどの果物と一緒にスムージーを作れば、びっくりするほど飲みやすくて美味しいスムージーができます。

ほうれん草の冷凍保存と解凍の仕方

ほうれん草は買って普通にそのまま冷蔵庫に入れると、たったの2日か3日でしなびてきてしまいます。 新聞紙にくるんだ後、ビニール袋に入れるともう少しもちますが、長くて1週間というところでしょうか? 少し先に使おうと思っているのなら、冷凍保存してしまうのがおすすめです。 一般的な冷凍の仕方は、ほうれん草を固めに茹でて、水気を絞って、使いやすい大きさにきって、ジッパーバッグに入れて冷凍する方法です。 自然解凍でもOKですので、お弁当に凍ったほうれん草を入れて、醤油を別途もっていき、食べるときにチャットかけて即席おひたしとして使ったりもでき便利です。 お料理に使う場合は、そのまま凍ったほうれん草を炒めたり、味噌汁に入れたりして使います。 また、もうひとつの方法として生のままそのまま冷凍することもできます。 ほうれん草を洗って、水気を切り、使いやすい大きさに切ってジッパーバッグに入れて冷凍します。 お料理に使う場合は、そのまま凍ったまま調理します。おひたしなどで使いたいときは、凍ったほうれん草をさっと茹でるか、電子レンジで調理します。 下処理してから冷凍したほうが、美味しくて使いやすいのですが、時間がない!というときはそのまま冷凍してしまうというのもひとつの手です。

さいごに

ほうれん草は、身体によくて下処理さえきちんとしていれば癖もなく、食べやすい野菜だと思います。 私の子供は、柔らかめに茹でて細かめに切り、海苔で和えたほうれん草を1歳ころから食べていました。 旬のほうれん草はエグミも少なく特に食べやすいと感じます。 健康になれる成分を豊富に含む旬のほうれん草を、家族で美味しくたくさん食べましょう!
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