修学旅行は小学校でも中学校でも高校でも、子どもにとって最大の思い出になることの多い学校行事ですね。
私も小学校の修学旅行も中学校の修学旅行も、今でも覚えていて、なんだかとてもいいホテルに泊まった記憶があるのですが、その頃はほとんどホテルに泊まったことなんてなかったですし、きっと年齢を重ねるにつれ、子どもの頃の記憶ってとても美化されていっているのだろうなと思います。
私も子どもを持つ親となりましたので、修学旅行と聞くと子どもを送り出す状況、立場を想像するようになりました。
数日間子どもが親抜きで旅行に行く、家を空ける、というのは子どもにとってはもちろん、親にとってもドキドキの体験になるんでしょうね。
スポーツをやっているお子さんを持っていると、合宿や試合ですでに送り出したことのある方もいるのかもしれませんが、多くの親御さんはおそらく初めてのこと。
数日間とはいえ、遠い地で過ごすわけですから
困ったことがあったとしても助けてあげることができない…むしろ親の方がとても心配で出発前からすごく緊張してしまいそうです。
せめて、忘れ物のないように、現地でちゃんと楽しめるように
しっかりと準備をして送り出したいものですね。
そこで、修学旅行の持ち物のリストと、小さいかばんでもしっかりと入れられる荷造りのコツを調べてみましたのでご紹介いたします。
修学旅行の持ち物リスト
基本的にはしおりがあるはずなので、そのしおりにあるものを持っていけばよいのですが、たいてい以下のものは必需品の持ち物になります。
修学旅行のしおり、財布、お金、保険証のコピー、着替え、ハンカチ、ティッシュ、パジャマ、下着、タオル、バスタオル、歯ブラシ、雨具、持ち歩き用のバッグ、酔い止めや常備薬、ビニール袋、海外の場合はパスポート
お金については、学校から指定の金額があるとは思うのですが、その金額を財布に入れて、
それ以外に何かあった時用のお金もこっそり持たせるようにしましょう。
旅行先でお財布をなくす、カツアゲなどにあって取られてしまう、などといったハプニングが万が一あったとしても対応できるようのお金です。
お財布に多めに入れてしまうと、ただお土産などで使うお金が増えてしまうだけになってしまいかねずトラブルの素になりますし、先生にご迷惑をおかけすることになってしまうかもしれませんので、その
お金は別のポーチやかばんの見えないポケットなどに忍ばせるようにしましょう。
そして子どもには、
くれぐれも何もなかったときは使ってはいけないこと、本当に困ったときに使うお金であることを言い聞かせておきましょう。
そして女の子の場合は、生理が来ていても来ていなくても、
使い方もレクチャーした上で生理用品を持たせるようにしましょう。
まだ生理が来ていなくても、旅行中になってしまうこともありますし、小学生中学生くらいですと、生理が来ていても、まだまだ生理の間隔も定まっておらず不順になっていて、スケジュール的には避けられた、と思っても旅行の緊張や精神的なもので突然来てしまうこともあります。
しおりに書いていなくても、絶対に忘れてはいけないものとなります。
ウエットティッシュも旅行先で重宝しますから余裕があるなら絶対に持たせてあげましょう。
バスや電車内、旅先で手が汚れてしまったりしても洗いに行けない場面はありますので、ウエットティッシュは本当にあると便利です。
着替えなどを持ち帰る用のビニール袋とは別に、
持ち歩くかばんに入れるごみ用の小さなビニール袋も持たせるとよいですよ。
ティッシュやお菓子を食べた時に出る小さなごみなどをかばんに直接入れてしまうと、かばんに散乱してしおりまで汚れてしまったりしかねませんので、特にしっかりしてないかも…と不安なお子さんをお持ちの方は理由もしっかり話して、ごみはきちんと入れてね、と一言添えて持たせましょう。
小さいかばんに上手に入れる荷造りのコツ
小学生ならなおさら、しっかりしてきたとはいえ、まだまだ大人と比べると小さな体で、数泊とはいえ増えてしまう荷物をそのまま入れていって、
大きなかばんになってしまうと、移動もありますから心配ですよね。
できるだけ小さく荷物をまとめるコツを調べてみました。
忘れ物を防いで余計なものを見つけるためのコツは、
できるだけ目に見える形で小分けにして収納していくことです。そうすると後から確認するのもらくちんですよね。
まず歯ブラシやお風呂用品、化粧水などを持っていく場合はかさばるポーチなどではなく、
小さな透明のジッパーバッグがおすすめです。シャンプーなどは試供品を利用したり、100均等で購入できる小さな容器に化粧水などを入れ替えて持っていくとコンパクトになります。
着替えは1日目、2日目と分けて袋に入れておくと忘れ物を防げますし、旅行先で間違って着てしまって最終日に着る服がない!なんてこともなくなります。
ただし、小さく荷物をまとめるのなら、ボトムスは毎日変えなくてもよいよう、着回しできる服を選ぶとなおよいですね。
そしてぎゅうぎゅうに服を詰めることを考えて、
しわにならない素材の服を選ぶこともポイントです。
かさばる洋服を持っていきたいなら、
圧縮袋を使い、空気を抜いて”かさ”を減らしましょう。
洋服をお店でたたまれているような状態からさらに半分か3つ折りにして、小さな長方形にすると、1枚1枚がコンパクトになって、小さくきれいにまとまります。
さいごに
修学旅行のしおりになくても持っていきたい持ち物と、旅行かばんの荷造りのコツをご紹介しました。
楽しみすぎてふわふわしているお子さんを見て、心配になってしまうこともあるかもしれませんが、きっと旅先では楽しいことをたくさん経験して、一回り大きくなって帰ってきてくれることでしょう。
そして、旅の準備も旅行の一部で、とても楽しかったりしますので、その部分だけでも親御さんも参加させてもらう気持ちになって、一緒に準備できるといいですね。
無事にお子さんが楽しんで元気に帰ってこられるよう、心配な気持ちはかくして笑顔で送り出してあげてくださいね。